仲間たちの活動

理想と違うことも、楽しむこと。

高瀬卓弥さん


●現在の栽培品目と栽培理由

にこにこベリー
様々ないちごの品種が増えている中で、新品種の栽培提案をもらい、収穫量に安定性のある宮城県オリジナルのにこにこベリーの栽培を開始しました。

とちおとめ
もともと栽培していた品種で、めぐみ野ブランド(化学肥料と農薬使用が、宮城県内で一般的な慣行栽培に比べて、半分以下で栽培)という形で出荷しています。

●いちごのこだわりは?

できるだけ元気のいい木を作って、木で成熟させて出荷しています。農薬以外のもの(炭酸ガスや紫外線など)を使って虫や病気を防除し、なるべく農薬使用頻度を減らすようにしています。

●指導農業士としてできることは?

地域の農家の皆さんと情報の共有、研修指導や新規就農希望者に助言や技術指導など皆さんのお役に立つこと。

●今後、石巻の農業がどうなってほしい?

縦、横の関係性をもっと強めて、皆で切磋琢磨しつつ、自分の与えられた環境の中でもより頑張っていけたらいいと思います。

●就農を考えている方へ一言

理想と違うことも多くあったりしますが、そのような部分も含め色々と楽しみ、課題を見つけながらやっていって欲しいです。困ったことがあればぜひ、相談にきてください!





就農までの流れ


一般企業に就職、6年間就労

いちごランド石巻で1年間研修

実家で就農(2001年)

(株)トライベリーファーム設立(2016年)




年間スケジュール


3月 親苗の定植
7月 苗の仮植
9月 定植作業
11月 収穫開始

6月上旬 収穫終了




一日のスケジュール


5:30 起床
7:45 出社、仕事の段取りの確認
8:30 パートさん出社、収穫作業
12:00 昼食
13:00 出荷調整作業(パック詰め)
17:30 帰宅
19:00-21:00 趣味の時間(スポ少で子供達と剣道など)
23:00 就寝

関連の事業

石巻市農業担い手センター

石巻から農の未来へ伴走する。石巻市農業担い手センターでは、農に携わる人々を増やすための活動をしています。石巻市にとって農業はとても重要な産業であるにも関わらず、若者の農業離れ、既存従事者の高齢化などにより担い手不足が進んでいます。そんな現状を変え、ひとりでも多くの方へ、自然豊かな石巻市の農業の魅力を伝え、その可能性を広げたいと思っています。就農へのきっかけは人それぞれ。ゆえに、就農後のステップも人それぞれ異なることは当然です。石巻市農業担い手センターでは、それぞれに合わせた就農プランを伴走しながらつくって行きます。ご希望の就農スタイルはもちろん、住む場所や暮らし方なども、関係機関と連携しながら総合的に伴走していきます。●就農相談窓口(就農に関する相談・アドバイス等)毎月、個別就農相談会開催●移住情報の提供(空き家、生活等に関する情報のご提供)、シェアハウスの運営石巻での農業にご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。お問い合わせまずはざっくり知ろう石巻の農業宮城第二の都市、石巻。東北地方の中でも夏は涼しく、冬は雪が少なく、過ごしやすい地域です。北上川の恵みと世界三大漁場・金華山沖を有する自然豊かな食の宝庫です。約400年前には江戸への米が、北上川の水運を活用して石巻に集められ、一大港町として栄えました。2011年には東日本大震災により甚大な被害を受けましたが、世界中から温かいご支援をいただきました。元来地域が有する自然や人などの資源を最大限に生かし、さらなる発展に向けて歩みを進めています。主な作物「米」ササニシキ石巻市はササニシキの生産量日本一。寒い東北地方においても比較的病気に強い品種として誕生し急拡大。昭和60~平成5年までは全国第2位の作付けを占めていたほどでした。しかし、平成5年の冷害で生産量は急激に減り、現在は幻の品種と呼ばれています。石巻市でもかつてより生産量は減りましたが恵まれた土壌と気候により、現在まで栽培が続いています。「野菜」河北せり石巻市では300年前から栽培されており、石巻市河北地区で栽培されている「河北せり」は令和2年に農産物として地理的表示(GI)保護制度に登録されました。やわらかでシャキシャキした食感が特長です。「園芸」いちご世代を問わず人気のあるいちごは宮城県を代表する主要園芸品目であり、石巻市は県内で生産量が上位の生産地です。 主な栽培品種としては「とちおとめ」「べにほっぺ」そして東北地方の寒さに強い品種として作られた宮城県生まれの品種「もういっこ」があります。SUPPORTER石巻市

石巻百姓塾

まずは知ること。農ある暮らしを学ぶ機会をお届けします。新しい場所で暮らす。また仕事を変えるというのはハードルが高いこと。そこで、石巻を旅するように農業をしながら過ごしてみることで、その土地に自分があっているのか、どんな暮らしがしたいのか?そのようなことを改めて考えてみたり。また、農業とひとことで言っても、様々な作物、スタイルがあり、自分にはどんな農業がしっくり来るのか考えてみたり。そのヒントに、石巻の農家さんを訪問したり、農作業や、その暮らしに触れてみることで、いざ移住・就農をする際のハードルやギャップをできるだけ小さくするような仕掛けを散りばめた石巻の「農」のある暮らしに触れるプログラムです。SUPPORTER石巻市

シェアハウス

農ある暮らしを気軽に始める住まいの提案。石巻市農業担い手センターでは、遠方から石巻へ移住される方も安心して、就農・移住するためのサポートとして、現在2か所のシェアハウスを運営しています。1つは、石巻市の北部、北上町の橋浦地区にあるシェアハウスです。稲作やハウス栽培を行う農業法人へも車ですぐの距離。担い手センター事務所も近く気軽にご相談いただけます。もう1つは、石巻市の北西部、桃生町の中津山地区にあるシェアハウス。築100年をこえる古民家をリノベーションした趣ある一軒家です。近くにドラッグストア、飲食店、クリニックなどもあり、利便性の良い物件です。新たな土地での新生活。シェアハウスを通して、資金的な負担、仲間のいる暮らしのご提案をすることで、少しでも移住、就農のしやすい環境をご提供しています。石巻で「農のある暮らし」はじめませんか?SUPPORTER石巻市

関連の活動

女性ならではの新しい農業の形を作っていく。

都会から離れた石巻市に移住して暮らす。